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投資信託を銀行窓口で購入してはいけない理由

定期預金の申し込みや住宅ローンの相談で銀行の窓口をよく訪れていると、投資信託の購入をすすめられることがありますが、絶対に応じないでください。投資信託はネット証券で買うべきなのです。投資信託を銀行窓口で購入してはいけない理由を詳しく見ていきましょう。

投資信託を銀行窓口で購入しない理由

銀行には対面で相談できるメリットがありますが、銀行も営利目的企業ですから、おすすめされる商品は銀行が儲かる商品です。フィデューシャリー・デューティー(顧客本位という意味)という取り組みで多少はましになりつつありますが、本質は変わりません。

したがって、客観的・主体的に選択ができて、手数料も安く、いつでも資産の状況が確認できるネット証券での購入がおすすめです。

投資信託を銀行窓口で購入してはいけない理由の1つめが手数料がネット証券よりも高いことがあります。販売手数料はファンドごとに上限が決められていますが、銀行の場合はほとんどが上限に設定されているのです。

銀行が儲かる信託報酬が高い投資信託

投資信託を銀行窓口で購入してはいけない2つめの理由は、銀行が得する商品ばかりすすめてくること。そして、3つめの理由が損しているとすぐに乗り換えをすすめてくることです。

銀行が儲かる投資信託に、販売会社が受け取れる信託報酬が高いものがあります。投資者が信託財産で間接的に負担する費用が信託報酬と呼ばれる運用管理費用です。

年2.38%だとすると内訳は、委託会社が委託した資金の運用の対価として年1.60%、販売会社が運用報告書等各種書類の送付、口座に内でのファンドの管理、購入後の情報提供等の対価として年0.70%、受託会社が運用財産の管理、委託会社からの指図の実行の対価として年0.08%という具合になっています。

銀行が儲かる投資信託の購入時手数料

このうち、銀行は毎年0.7%の販売会社としての手数料を抜いています。抜かれる先は証券会社でも銀行でも同じなのですが、とりわけ銀行の営業はここを意識してすすめてくるわけです。

銀行が儲かる投資信託には、購入時手数料の上限が大きいものがあります。ファンドごとに設定されている購入時手数料の上限が大きいと、銀行はそこに合わせて手数料を設定する場合がほとんどなので、その分、銀行が儲かるのです。

絶対に手を出してはいけない投資信託があります。それが「グローバル・ソブリン」です。毎月分配型で投資家には魅力的に見えるかもしれませんが、実際には銀行が得をする要素が満載なのです。

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