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ファンダメンタルズ分析で割安株を見つける方法

ローソク足などによるチャートの見方は、あくまで相場の流れを予測したものです。これをテクニカル分析といいますが、投資のプロはそれよりも先に企業の財務情報をチェックして業績がよいかどうかチェックします。これをファンダメンタルズ分析といいます。ファンダメンタルズ分析を詳しく見ていきましょう。

ファンダメンタルズ分析の4つの指標

ファンダメンタルズ分析といっても、決算書片手に電卓で計算できるようになるまで追い求める必要はありません。それよりも指標がどこに記載されていて、どのくらいの値なら投資してもよいのかという情報を頭に入れておきましょう。

ファンダメンタルズ分析で知っておきたい指標は「PER」「PBR」「ROE」「配当利回り」の4つ。どれも大事なものばかりです。

PERは「株価収益率」のこと。「株価÷1株あたり利益」で計算します。利益に対する株価が安いかどうかを判断する指標です。15倍を基準にして、それより低ければ割安であるといえます。なお、PERは実績ではなく予想PERをチェックしましょう。

ファンダメンタルズ分析で株価判断

ファンダメンタルズ分析で知っておきたい指標であるPBRは「株価純資産倍率」のこと。「株価÷1株あたり純資産」計算します。その会社が持っている資産に対して株価が安いかどうかを判断する指標です。0.9倍から1.2倍程度の株を探すとよいでしょう。

ROEは「自己資本利益率」のこと。「当期純利益÷自己資本」で計算します。株の発行によって手に入れたお金=自己資本でどのくらいの利益を稼いだかを調べる指標です。値が大きいほうがよく、15%を超えていれば優秀であると判断できます。

配当利回りは「1株当たり配当÷株価」で計算。株を保有することによって得られる配当金は、株価のどのくらいの割合かを調べます。ROEが低いのに配当利回りが高いときは、株価が割安なのでは?と疑ってみましょう。

ファンダメンタルズ分析で探す割安株

これらのファンダメンタルズ分析で、初心者でもマネできる割安株の探し方を紹介しましょう。まず、PERとPBRで割安かどうか調べます。PERが15倍以下、PBRが0.9倍から1.2倍を基準にして探しましょう。これが割安株の基本になります。

続いて、ROEと配当利回りで収益性をチェック。いくら割安でも収益が出ていなければ意味がありません。そこでROEが10%(できれば15%)以上で配当利回りが2%(できれば3%)を基準に候補を絞っていきます。

最後は、営業利益率で成長性を判断します。やや上級者向きですが、営業利益率が20%以上ある企業は成長に期待できるので、営業利益率を絞り込み対象に加えておくとよいでしょう。

なお、ファンダメンタルズ分析は単年で判断するのではなく、過去3年分のデータを見比べてみて、大きな変動がないかどうかをチェックするのが大切です。

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